10兆円大学ファンド、「選択と集中」懸念 国際卓越研究大法成立
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メニューをとばして、記事の本文エリアへ 朝日新聞デジタル 記事 10兆円大学ファンド、「選択と集中」懸念 国際卓越研究大法成立 有料会員記事 藤波優、桜井林太郎、嘉幡久敬2022年5月18日 17時00分 シェア ツイートlist ブックマーク メール 印刷 10兆円規模の大学ファンドの最終まとめ案を議論する総合科学技術・イノベーション会議の専門調査会のメンバーら=1月19日、東京都千代田区 [PR] 世界トップレベルの研究力をめざす大学を10兆円規模の大学ファンド(基金)で支援する国際卓越研究大学法が18日、参院本会議で可決、成立した。政府は最多5~7大学に年数百億円ずつを配る方針。低迷する日本の大学の国際競争力の復活をねらうが、どれほどの成果が出るかは未知数だ。大学間の「選択と集中」を強め、格差を広げる懸念もある。「稼げる大学」法案との批判もあった。 大学ファンド、政府が手本にするハーバード大 7兆円基金の使い道 大学ファンドは岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の大きな柱。財政投融資を主な原資にした10兆円の基金を株式や債券で運用し、その利益から年3千億円を上限に配る。支援を受ける「国際卓越研究大学」は大学の応募をもとに国が審査して認定する。国際的に優れた研究成果の創出や、年3%の事業成長、経営と研究を分離したガバナンス改革が条件だ。 日本の研究力は低下が指摘される。米英のトップ大学が独自の基金を充実させ研究力を飛躍的に伸ばしていることから、政府が10兆円規模の「官製」ファンドの創設を決めた。大学への民間投資を呼び込み、人工知能(AI)や量子といった最先端技術の実用化を促すねらいもある。支援を受ける大学には独自の基金を充実させ、将来的には支援なしで「自立」させる。 国会審議では、年3%成長の… この記事は有料会員記事です。残り1644文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする 関連ニュース 大学ファンド、政府が手本にするハーバード大 7兆円基金の使い道 「科学技術の基盤は自由な研究」 玉井克哉・東京大教授 未来の「ゲームチェンジャー」量子技術、政府が新戦略 後れに危機感 託された公金10兆円 政府の「大学ファンド」責任者の戦略とは 日本の研究力、復活なるか 大学ファンド、格差拡大や運用のリスクも 国立大研究者、広がる雇い止めの不安 有期→無期雇用の節目に こんな特集も 教育情報(PR) PR情報 今、あなたにオススメ(PR) トップニュース 朝日新聞デジタルのトップページへ 侮辱罪厳罰化、「3年後の検証」明記 衆院法務委で可決 15:50 関連記事 「大臣の資質があるか疑問」と言ったら侮辱罪に? 厳罰化めぐり激論 送りつけられた下着と脅迫文 「物言う女性」狙う風潮と闘った フィンランドとスウェーデン、NATOに加盟申請書を同時提出 15:10 大学ファンド、政府が手本にするハーバード大 7兆円基金の使い道 17:00 秀岳館高がコーチを懲戒解雇、監督も退職 男子サッカー部暴力問題 16:39 原油高に中国の混乱、米国のインフレ…専門家「悪材料が多すぎる」 15:05 明治用水、給水停止へ 取水施設で漏水 農業に影響も 14:00 東日本は初乗り、西日本は1円? 改札に入れるICカード額が違う訳 17:00 注目の動画 一覧 注目の動画 追いかけっこにじゃれあい…「クマ牧場」でヒグマの双子2組すくすく 注目の動画 アマミホシゾラフグの産卵撮影に成功 海のミステリーサークル 速報・新着ニュース 一覧 17:40宝塚スター暁千星のスーツ姿にクラッ! 「ブエノスアイレスの風」 17:30「何となく」が生む機会の差なくそう キャリアの「壁」超えるには 17:30【開会式をライブ中継】渡辺名人と斎藤八段を歓迎 名人戦第4局 17:00ジュゴンはどこへ? いま、海に響く埋め立て工事の音 「心が痛い」 17:00残された時間は7年余 気候問題考えた若者が渋谷につけた時計の意味 メニュー変更、ついに値上げも…小麦など高騰、モーニング文化ピンチ 地酒と響き合うミシュランの美食 新潟・松之山温泉 スタイリッシュなハイブリッド ルノー・アルカナ 食卓華やぐおもてなし。季節の魚のアクアパッツァ 日常と絶景の絵になるギャップ 神戸・滝の茶屋駅 カンヌ映画祭「キャメラを止めるな!」で開幕 ゼレンスキー大統領も 暮らしの動線を重視 3本の廊下に導かれる家 ポップアップルーフでファミリーに対応 明るい室内 供給が半減しても在庫が増加し続けるクジラの肉、いったいどうするの? 自宅でのリモートワークで着たいビジネススタイル アエラスタイルマガジン自宅でのリモートワークで着たいビジネススタイル バイデンと習近平 対中強硬の深層「被害者から復讐者に」 アメリカの元高官がみる習近平政権の危うさ 私たちはなぜ学ぶのか「トルストイは非暴力を訴えた」 今こそ伝えたいロシア文学の世界 あわせて読みたい